5月14日(水)は、山梨県で開催された「第114回全国市長会関東支部総会」に出席しました。関東支部は、1都7県の216市区の首長から構成されており、地域の課題や施策について意見を交わす貴重な機会となっています。
総会において、私清野和彦が令和7年5月1日から秩父市長として着任したことを、多くの首長の皆さまの前でご紹介をいただき、大変光栄に思っております。こうした場での交流は、他の自治体の取り組みや成功事例を学ぶ良いチャンスでもありますので、今後の施策推進に向けて大いに刺激を受けました。
こうした機会も効果的に活用しながら、秩父市の発展に向けてさまざまな施策を積極的に進めていきたいと思っています。秩父地域の皆さまと一緒に、より素敵な秩父市を作り上げるために頑張りますので、よろしくお願いいたします!
「上武連携構想勉強会」は、関越自動車道と北関東自動車道の経済圏を形成する自治体の首長によって構成されています。この勉強会では、人口減少社会における各自治体の課題を共有し、広域連携の可能性を探るために定期的に開催されています。
5月13日(火)には、第4回上武連携構想勉強会に出席し、地域公共交通の再編整備や道路計画について議論を交わしました。勉強会では、前橋市の成功事例を学ぶことができ、特にバス路線の再編に関する取り組みが印象的でした。中心市街地での6社共同経営や、分かりやすい情報案内、さらにシェアサイクルの導入など、秩父市でもぜひ取り入れたいアイデアが紹介されていました。
出席した首長からは、「町内の業者だけでは、事業展開が難しい」、「町内を走るバスは前橋駅を軸としてダイヤが組まれているので、待ち時間が生じている」といった課題が提起される場面もありました。地域の人の流れを理解し、生活圏の方向や目的地を把握する必要があると感じました。
前橋市などの事例を参考にしながら、秩父市に合った交通施策を立案する時期が来ていると感じています。私たちが目指すべきは、秩父地域にお住まいの皆さまがより便利で快適に移動できる環境を整えることです。そのために、必要な調査を行い、具体的な施策を進めていきたいと考えています。
地域公共交通の充実と発展に限らず、施策を展開するためには地域の皆さまの声が不可欠であると痛感しています。今後はタウンミーティングなどの機会を通じて、皆さまの貴重な意見をしっかりと反映させていきたいと思います。
※タウンミーティングについてはこちら
5月12日(月)は、埼玉県医師会地域医療連携推進会議に参加し、埼玉県医師会長をはじめとする関係者と意見交換し、私たち秩父地域の医療の現状と課題について改めて考える機会をいただきました。
私たちの地域において、医療は生活に直結する非常に重要なテーマです。医療環境の整備は、地域の活性化にもつながります。そのためには、医師の確保や育成が不可欠であり、今後の取り組みが求められます。これからも地域医療の充実に向けて、関係者と連携しながら努力していきたいと思います。
また、今後予定しているタウンミーティングでは、地域医療の現状や課題、さらには新たな病院建設についてお話しさせていただく予定です。この場を通じて、参加者の皆さまからのご意見やご質問を伺い、双方向のコミュニケーションを図ることができればと考えております。途中入退室も可能ですので、お忙しい方でも気軽にお越しいただけます。ぜひ、この機会にご参加いただき、皆さまの考えをお聞かせください。
私たち秩父地域がより良い医療環境を整えるためには、皆さま一人ひとりの意見が不可欠です。地域の声を大切にし、一緒に考え、共により良い秩父の未来を切り開いていきましょう。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
※タウンミーティングについてはこちら
5月12日(月)には、武甲山資料保存会総会・理事会に出席しました。
武甲山において、固有の希少植物「チチブイワザクラ」が約20年ぶりに自生が確認されたというニュースは、埼玉県が2025年3月に公表した最新版のレッドデータブックで明らかになり、秩父地域の自然環境保全の重要性を再認識させるものでした。
こうした自然環境保全の成果は、秩父太平洋セメント㈱様、UBE三菱セメント㈱様、武甲鉱業㈱様、そして秩父自然保護委員会など、多くの関係者の方々の尽力によるものです。皆さまの地道な努力によって、秩父地域の自然が守られ、未来の子どもたちへ繋がっていくことに改めて感謝いたします。